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東北工業大学 情報通信工学科 佐藤篤教授のご厚意により、LDドライバー製品開発の基礎を学ぶためのレーザーの勉強会を行っていただきました。
佐藤教授は環境情報をセンシングするレーザー技術を研究されていますが、今回はNd:YAGレーザーについての仕組みと構造を教えていただきました。
LDドライバーは当社製品の「TLA-514」を使ってレーザーを発振させています。 Nd:YAG結晶を使っているためレーザー光の波長が1064nmになり、レーザー光は出力鏡とレーザー結晶を通して増幅させます。また、SHG用KTP結晶を入れることで532nmのレーザーが出力されます。
実験では出力鏡とKTP結晶の角度や距離を変えてレーザー光の出力を確認しました。 パワーセンサとIRセンサカードで出力と形状を確認しながら調整し、一番高出力になった時の光はくっきりとした真円であることを確認しました。
今回の勉強会はレーザーの仕組みだけではなく、当社製品のLDドライバーは実際にどのように使われているのかを知る良い機会になりました。また、今回学んだ知識を活かしてLDドライバーの開発に繋げていきたいです。
技術部 TS